説明
春、遅くなってから降りる霜のこと。古来「八十八夜の別れ霜」といって、立春から数えて八十八夜(五月二日頃)ごろに最後の霜が降りると、農家に恐れられた。野菜や桑や茶などに害をもたらす霜である。
俳句 | 俳人 | 季語 | 季節 | 分類 | 年 | Total | Recent |
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きぬきぬのあしたを霜の別れ哉 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治26 | 0v | |
別れ霜庭はく男老にけり | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治27 | 0v | |
別れ霜身にしむ春の名残かな | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治26 | 0v | |
曇り気モ嵐もなくて別れ霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治26 | 0v | |
板屋根に見れども見えず別れ霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治26 | 0v | |
桑の芽の遅き在所や別霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治34 | 0v | |
石にそふ狐の跡や別れ霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治35 | 0v | |
茶を摘むや桃散る畑の別霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治33 | 0v | |
陽炎ののぼる待つ間の別れ霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治26 | 0v | |
雑炊のこれを名残や別霜 | 正岡子規 | 忘れ霜 | 春, 晩春 | 天文 | 明治34 | 0v |