炉塞

ひらがな
ろふさぎ
説明

冬のあいだ使っていた炉を春になって塞ぐことをいう。炉蓋や畳を入れて塞ぐ。かつては陰暦三月晦日に塞ぐものと決まっていた。茶道では、炉塞の前に炉の風情を惜しむ心から、炉の名残と称して茶会を催す。また、炉を塞いだあとは、風炉を用いる。

季節
分類
Seasonword
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俳句 俳人 季語 季節 分類 Total Recent
鶏が先踏んでみる炉蓋哉 小林一茶 炉塞 , 晩春 生活 文化11 1v 2 days 21 hours ago
炉塞ぎて庭へ出て見る空緑 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治30 1v 3 days 11 hours ago
ぬり塞ぐ炉にも吉日さはぎ哉 小林一茶 炉塞 , 晩春 生活 文政8 0v
ろの蓋にはや蝶どもが寝たりけり 小林一茶 炉塞 , 晩春 生活 文化11 0v
今日か明日か炉を塞がうかどうせうか 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治29 0v
引受の月次の会や炉の名残 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治34 0v
炉の蓋をはや雀等がふみにけり 小林一茶 炉塞 , 晩春 生活 0v
炉ふさぎや床は維摩に掛替る 与謝蕪村 炉塞 , 晩春 生活 0v
炉を閉て猫の寝処かはりけり 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治26 0v
炉塞いで書読む夜の地震かな 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治29 0v
炉塞いで畳の海に波もなし 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治27 0v
炉塞いで遠公がもとに訪ひよりぬ 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治29 0v
炉塞ぎて草鞋はき居る首途哉 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治29 0v
炉塞ぐや菊の根もとを掘る男 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治29 0v
炉塞で南阮の風呂に入身哉 与謝蕪村 炉塞 , 晩春 生活 0v
炉塞で天地の広き心哉 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治26 0v
炉塞で種芋植ゑんとぞ思ふ 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治27 0v
炉塞で花に行くべき日ぞ多き 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治27 0v
炉塞で足に鼠を負ふ夜かな 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治27 0v
炉塞に又若返るこゝろ哉 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治26 0v
炉塞やよんどころなく妻を去る 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治29 0v
炉塞や六畳の間のひろうなる 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治25 0v
炉塞や椽へ出て見る不二の山 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治25 0v
炉塞や炭団の尽きし其日より 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治26 0v
炉塞や花見に行きし其日より 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治25 0v
炉塞取りて六畳の間の広さかな 正岡子規 炉塞 , 晩春 生活 明治34 0v
臑とものいひ〱ふさぐいろり哉 小林一茶 炉塞 , 晩春 生活 文化11 0v
閑人が炉を塞ぐとて披露哉 小林一茶 炉塞 , 晩春 生活 文政8 0v