俳句について

俳句とは、五・七・五、十七音の「韻律」で詠まれる定型詩。「季語」、「切れ」があり、余韻を残すのが特徴。俳句を詠む人を俳人と呼ぶ。

俳句とは何か

  • 「俳句は滑稽なり。俳句は挨拶なり。俳句は即興なり」 — 山本健吉
  • 「渋柿のごときものにては候へど」 — 山本健吉
  • 「客観写生」、「花鳥諷詠」である。 — 高浜虚子
  • 「俳句は東洋の眞珠である」「俳句は諸人旦暮の詩である」 — 日野草城
  • 「人間だよ」 — 古沢太穂
  • 「寄物陳思」 — 万葉集
  • 「俳句というものは同好者だけが特殊世界を作りその中で楽しむ芸事。大家と素人の区別もつかぬ第二芸術に過ぎない」 — 桑原武夫

水原秋桜子の『俳句の作り方』

注意六条 — 俳句を詠むとき、意を注ぐべき六条

  1. 詩因を捉える
  2. 分量をわきまえる
  3. 省略を巧みにする
  4. 配合を工夫する
  5. わかる用語を使って
  6. 丁寧に詠む

禁忌八条 — 俳句を詠むときで避けるべき八ヶ条

  1. 無季の句を詠まない
  2. 重季の句を詠まない
  3. 空想の句を詠まない
  4. や・かなを併用した句を詠まない
  5. 字あまりの句を詠まない
  6. 感動を露出した句を詠まない
  7. 感動を誇張した句を詠まない
  8. 模倣の句を詠まない