冬枯

ひらがな
ふゆがれ
説明

冬の草木が枯れ果てた荒涼とした景を言う。草や樹、一木一草の枯れのこともいうが、野山一面枯れ色となった景のことでもある。

季節
冬
三冬
分類
植物
Seasonword
枯る
冬枯道
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俳句 俳人 季語 季節 分類 年 Total Recent
かれ〲や一所に越し角田川 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化13 0v
げっくりと四条川原の冬がれぬ 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化11 0v
とく〱と枯仕廻ぬか小藪垣 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化3 0v
はらわたの冬枯れてたゞ發句哉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
下京や紙打音も冬枯るゝ 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
人かげや地蔵の塔も冬枯るゝ 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬がれて碓がたり〱かな 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 0v
冬がれて親孝行の烏哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文政1 0v
冬がれの五百がなけや山烏 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化11 0v
冬かれの紅緑も京をさらんとす 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治32 0v
冬かれや田舎娘のうつくしき 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治24 0v
冬枯て手持ぶさたの山家哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬枯て窓はあかるき雨夜哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 寛政5 0v
冬枯にうら紫の萬年青哉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯にめら〱消るわら火哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬枯に二見が浦の朝日かな 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯に枯葉も見えぬ小笹哉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯に漏れたまはぬぞ是非もなき 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治30 0v
冬枯に犬の追ひ出す烏哉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯に看板餅の日割哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬枯に風除作る山家哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 寛政4 0v
冬枯に飯粒ひろふ雀かな 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯のうしろに立つや不二の山 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯のうしろに遠し赤煉瓦 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯のうしろに高し不二の山 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯のたぐひにもあらず眼の光り 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯のほまちざかりや菊の花 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文政4 0v
冬枯の一隅青し三河嶋 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯の中に家居や村一つ 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治22 0v
冬枯の中に小松の山一つ 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯の中に小菊の赤さかな 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯の中に猗々として竹青し 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯の中に錦を織る處 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治35 0v
冬枯の今をはれとやふしの山 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治24 0v
冬枯の八百屋に赤し何の瓜 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯の北を限りて城長し 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治30 0v
冬枯の地藏の辻に追剥す 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯の垣根に咲くや薔薇の花 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯の山にひつゝく木辻哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬枯の山はうつくしき者許り 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯の木間に青し電氣燈 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯の未練に見ゆる小草哉 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 0v
冬枯の根岸を訪ふや繪師が家 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治31 0v
冬枯の根岸淋しや日の御旗 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯の樣や芭蕉も義仲も 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治30 0v
冬枯の樫の木りんと聳えけり 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯の湖水に島もなかりけり 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯の築山淋し石燈籠 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯の草の家つゝく烏哉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯の荒れて菊未だ衰へず 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯の野に學校のふらふ哉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯の野末につゞく白帆かな 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯もそしらぬ顔や都鳥 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬枯やあらしの中の御神灯 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 寛政5 0v
冬枯やいよいよ松の高うなる 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯やともし火通ふ桑畑 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯やともし火通る桑畑 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治30 0v
冬枯やのり出た杭をうつの山 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文政5 0v
冬枯やまだ頼みある青筑波 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や三の臺場の高燈籠 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や何山彼山富士の山 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯や八百屋の店の赤冬瓜 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や在所の雨が横に降る 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文政3 0v
冬枯や垣にゆひ込むつくば山 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化10 0v
冬枯や塵のやうなる虫が飛ぶ 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や大きな鳥の飛んで行く 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯や奈良の小店の鹿の角 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や子とものくゞる枳穀垣 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や小笹の中の藪柑子 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や巡査に吠える里の犬 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や庚申堂の小豆飯 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や張物見ゆる裏田圃 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯や手拭動く堀の内 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯や提灯走る一の谷 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や曰く庭前の松樹子 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や木もなき堤馬歸る 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や松火とがむる人の声 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 寛政5 0v
冬枯や柳の瘤の売わらぢ 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文政7 0v
冬枯や柿をくはへてとぶ烏 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や桜もわらの掛どころ 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 寛政5 0v
冬枯や烏のとまる刎釣瓶 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や熊祭る子の蝦夷錦 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治31 0v
冬枯や牡丹花が乘る牛の綱 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や物ほしさうに鳴く烏 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や王子に多き赤楝瓦 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や王子の道の稻荷鮓 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯や男花のうへの一ッ道 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 寛政5 0v
冬枯や百穴見ゆる雜木山 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や目黒の奧の二王門 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や石臼殘る井戸の端 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や礎見えて犬の糞 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治27 0v
冬枯や神住むべくもなき小宮 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や神馬の漆はげて立 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文政2 0v
冬枯や童のくゞる枳穀垣 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治28 0v
冬枯や粲爛として阿房宮 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や紙打音も夜の友 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v
冬枯や繪の嶋山の貝屏風 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治26 0v
冬枯や草鞋くはへて飛ぶ鴉 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治29 0v
冬枯や蛸ぶら下る煮賣茶屋 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治25 0v
冬枯や親に放れし馬の顔 小林一茶 冬枯 冬, 三冬 植物 文化2 0v