ひらがな
おうぎ
あふぎ
説明

夏、扇いで涼をとるための道具。数十本の竹の骨を束ねて末広状にし要の一点で固定したものに紙や絹を張ったもの。団扇を折り畳みにしたものであるが、団扇がくつろいだ場所で使われるのに対し扇は外出用、儀式用に多く用いられる。平安前期、日本で生み出された。風流な絵が描かれたものを絵扇という。また、檜扇はかつて殿上人が用いた。

季節
分類
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俳句 俳人 季語 季節 分類 Total Recent
松に腰かけて土民も扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文政6 0v
松島に扇かさしてなかめけり 正岡子規 , 三夏 生活 明治26 0v
松島の松にし見る扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化3 0v
松影や扇でまねく千両雨 小林一茶 , 三夏 生活 0v
橋のらんかんにもたれて扇かな 小林一茶 , 三夏 生活 文政3 0v
檜扇に歌も書れぬ思ひ哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治31 0v
此月に扇かぶつて寝たりけり 小林一茶 , 三夏 生活 文化4 0v
海の月扇かぶつて寝たりけり 小林一茶 , 三夏 生活 享和3 0v
海は扇松島は其絵なりけり 正岡子規 , 三夏 生活 明治26 0v
涼しさや扇でまねく千両雨 小林一茶 , 三夏 生活 0v
渡し呼草のあなたの扇哉 与謝蕪村 , 三夏 生活 0v
為山画いて皆が贊する扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治32 0v
煩悩の腹をぱち〱扇かな 小林一茶 , 三夏 生活 文政3 0v
物書いた扇を人に見られけり 正岡子規 , 三夏 生活 明治31 0v
瓢から餅が出るとて扇かな 小林一茶 , 三夏 生活 文化9 0v
瓢から餅を出すとて扇かな 小林一茶 , 三夏 生活 0v
画扇や入道どのゝかざるゝ 小林一茶 , 三夏 生活 文政1 0v
画扇や東夷にかざゝるゝ 小林一茶 , 三夏 生活 文化10 0v
発心の歌書き捨てし扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治31 0v
白扇かたな松をあをぐ也 小林一茶 , 三夏 生活 文化3 0v
白扇どこで貰ふたと人のいふ 小林一茶 , 三夏 生活 文政8 0v
白扇皺手古さよき強さよ 小林一茶 , 三夏 生活 文政1 0v
白扇風のおとさへ新らしき 小林一茶 , 三夏 生活 文政6 0v
立しなに借下されの扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化11 0v
竹の月〱とて扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化1 0v
米入にするとて書す扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文政8 0v
紅の扇と見ゆれ帯の間 正岡子規 , 三夏 生活 明治27 0v
紅扇十三にして舞をなす 正岡子規 , 三夏 生活 明治31 0v
紐付て扇もつ身ぞ我ながら 小林一茶 , 三夏 生活 文政4 0v
老けりな扇づかひの小ぜはしき 小林一茶 , 三夏 生活 文化13 0v
腰かけてまたぐら仰ぐ扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文政8 0v
草花が咲候と扇かな 小林一茶 , 三夏 生活 文化9 0v
草藪にかぶせていにし扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化9 0v
草鞋とけて口にくはえる扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治26 0v
西山や扇おとしに行月夜 小林一茶 , 三夏 生活 文化10 0v
西行の不二してかざす扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化9 0v
誰が扇わすれおきけん松のもと 正岡子規 , 三夏 生活 明治19 0v
謡ひながら小銭を受くる扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治30 0v
謡師に肩はる癖の扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治26 0v
貰よりはやくうしなふ扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 0v
貰よりはやくおとした扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化12 0v
貰より先へなくなる扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 0v
貰より早くなくなる扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文政1 0v
贈るべき扇も持たずうき別れ 正岡子規 , 三夏 生活 明治28 0v
赤きものを子はめで草のざつ扇 正岡子規 , 三夏 生活 明治35 0v
闇がりにひらり〱と扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文化12 0v
阿曽次郎と裏に書いたる扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治29 0v
雨三粒はらつて過し扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 享和3 0v
青柳に任せて出たる扇 小林一茶 , 三夏 生活 享和3 0v
高砂の声はり上る扇哉 小林一茶 , 三夏 生活 文政1 0v
髪結ふて古風な人の扇哉 正岡子規 , 三夏 生活 明治31 0v
髭どのゝかざゝるゝ也京扇 小林一茶 , 三夏 生活 文化10 0v
鼻先にちゑぶらさげて扇かな 小林一茶 , 三夏 生活 文政5 0v