時雨

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時雨るゝや海と空とのあはひより 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治22 0v
時雨るゝや灘の嵐の波かしら 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
時雨るゝや灯火にはねる家根のもり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
時雨るゝや筧を傳ふ山の雲 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
時雨るゝや簑買ふ人のまことより 与謝蕪村 時雨 冬, 初冬 天文 0v
時雨るゝや紅葉を持たぬ寺もなし 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
時雨るゝや親椀たゝく唖乞食 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政2 0v
時雨るや母親もちし網代守 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化10 0v
時雨るや流人入れぬ立札に 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化13 0v
時雨來る雲の上なりふしの雪 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
時雨捨〱たるかきね哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化11 0v
晝中のあからあからとしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
曙をしくれて居るや安房の山 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治27 0v
曲り所に出つ合せたる時雨哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政8 0v
月やうそ嵐やまこと初時雨 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
月一つ忘れて湖のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
有明の又しくれけり一くらみ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
有明を小窓ひとつに時雨けり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治24 0v
木つゝきも骨折損や夕時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化12 0v
木兎のたはいなく寝る時雨哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化4 0v
木兎は淋しき晝のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
木母寺につきあたりたる時雨哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化11 0v
杉なりの俵の山をしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
杉の空しぐるゝ駕の見えて行 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
杉の葉もしくれて立てり繩簾 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
松か岡香の烟にしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
松葉しく茶の湯の庭の初しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
松蒔て十三年の時雨哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化8 0v
松風に筧の音もしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
枯蓮のいかに枯れよとしぐるらん 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
染返す時雨時雨のもみぢ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 0v
柴栗のくりに成らぬもしぐれけり 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政1 0v
栗のいがいぶるや人も時雨顔 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 0v
栗のいがおふかや人も時雨顔 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政3 0v
桶の蓋とればしくるゝ豆腐哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
梅干の種をなげても時雨哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化3 0v
椋鳥の我をよぶ也村時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 0v
楠の根を静にぬらす時雨哉 与謝蕪村 時雨 冬, 初冬 天文 0v
榾くべて法師もてなすしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
樫の木に時雨鳴くなり谷の坊 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
樫の木に時雨鳴るなり谷の坊 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
橋は夕日竹屋の渡ししぐれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
歌詠んで又泣きたまふ時雨哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治33 0v
此便聞とてある夜一時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化10 0v
此時雨なぜおそいとや鳴烏 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化8 0v
此頃はどこの時雨に泣いて居る 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治27 0v
武藏野や夕日の筑波しくれ不二 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
歸り花それも浮世のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
死ぬ山を目利しておく時雨哉 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化11 0v
水仙は垣根に青し初しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
汽車此夜不二足柄としぐれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
泪しぐるゝや色にいでにけり我戀は 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
派のきかぬ御用挑灯やむら雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政5 0v
浄林の釜にむかしを時雨けり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
浪人を一夜にふるす時雨哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
海と山しくるゝ音や前うしろ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治22 0v
湖や底にしくるゝ星の數 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
湯のたぎる家のぐるりを時雨けり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
火ともしの火ともしかねつむら時雨 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
灯かすかに沖は時雨の波の音 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
烏鳶をかへり見て曰くしぐれんか 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
爪琴の下手を上手にしぐれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治25 0v
牛つなぐ酒屋の門のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛つんで渡る小船や夕しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛に乘て矢橋へこえん初しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛のせて渡る小舟や夕しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛の尾に壁のやぶれをしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛の尾もぬらす名所のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛むれて歸る小村のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛一つ見えてしぐるゝ尾上哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
牛車歸る大津のしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
犬ころが土産をねだる夕時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化12 0v
独寝の足しにふりけり小夜時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政7 0v
猪の岩鼻はしるしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
猿一つ蔦にすがりてしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
琵琶の音にさそひ出しけり小夜しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
生憎に烏も見えす初しくれ 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
番丁やもやひ番やの北しぐれ 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 0v
番丁やもやひ番やの小夜時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政3 0v
白砂の山もあるのにしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
白菊の少しあからむ時雨哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
盤渉にしぐるゝ須磨の夕哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
盤渉にしぐるゝ須磨の板屋哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治28 0v
目ざす敵は鶏頭よはつしぐれ 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 0v
目ざす敵は鶏頭よ横時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化10 0v
目覺むれは猶降つてゐるしくれ哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
砂原の時雨吸いこんて水もなし 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
砂川の時雨吸こんで水もなし 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
祈られてわら人形や行時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文化14 0v
神木は釘を打れ時雨けり 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政6 0v
福も来ぬ初棚の灯や小夜時雨 小林一茶 時雨 冬, 初冬 天文 文政1 0v
禪寺のつくづく古き時雨哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治29 0v
穴熊の耳にしぐるゝ夕哉 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
空に飛ぶ山や時雨の來りけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
空合や隅田の時雨不二の雪 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治21 0v
窓しぐれ鏡の林しぐれけり 阿部みどり女 時雨 冬, 初冬 天文 0v
窓推すや時雨ながらの夕月夜 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
笠もなきわれを時雨るるかこは何と 松尾芭蕉 時雨 冬, 初冬 天文 貞亨元 0v
笠塚に笠のいはれをしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v
箱庭の寸馬豆人をしくれけり 正岡子規 時雨 冬, 初冬 天文 明治26 0v