月夜

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ある夜月あきらかに龍の躍りかな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
ある月夜惟然路通に語るらく 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
ある月夜路通惟然に語るらく 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
うかうかと 我門過る 月夜かな 夏目漱石 月夜 秋, 三秋 天文 0v
から駕の岨道戻る月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治27 0v
くる蟲のみな鳴きたつる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
とりまいて鹿なき立つる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
一行に画かきもまじる月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治27 0v
下駄の音外は月夜と覺えたり 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
千本の帆柱ゆれる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治30 0v
千本の帆柱動く月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治30 0v
古鍋のつるゝ出る月夜哉 小林一茶 月夜 秋, 三秋 天文 文化10 0v
大船のどこに中鳴く月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治27 0v
大門を出でて隅田の月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
妙法も阿彌陀も照せ南無月夜 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治29 0v
子をつれて犬の出あるく月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
寺々に秋行く奈良の月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
川上は花火にうとき月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治30 0v
月の夜やくしやみあくびで歸る客 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治23 0v
本陣の門靜かなる薄月夜 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
松一ツ一ツ影もつ月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
松影の障子這ひ行く月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治27 0v
棧橋に別を惜む月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治31 0v
汽車の窓にさしこむ須磨の月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治31 0v
海更けて九日頃の月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治27 0v
海樓に別を惜む月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治31 0v
溝川の泥鰌泡ふく月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
牛歸る田中の杜の月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
琴の音のなくて淋しき月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
瓜小屋にひとり肌ぬぐ月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治23 0v
皀莢の風にからめく月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
眞帆片帆瀬戸に重なる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
石菖に雫の白し初月夜 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
碁にまけて厠に行けば月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治31 0v
礎を尋ねてまはる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
稻妻の遠くに光る月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治32 0v
稻妻の雲をはなれぬ月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
舞ふふくべ躍るふくべや薄月夜 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
花娵の臼をころがす月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
莊院に棒つかひ居る月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治33 0v
莊院に棒を教ふる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治30 0v
藁葺の家に宿借る月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
行きくれて大根畑の月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
裏山の茶畠ありく月夜かな 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治29 0v
見直せは冨士ひとり白し初月夜 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
覺束な卯の花垣の薄月夜 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
誰やらがかなしといひし月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
鎧着て衆徒のならびし月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
閉門の御簾吹きかへす月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
須磨の海の西に流れて月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v
風吹てさゝ波ひかる月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治26 0v
飼ひ鶴の行きつ戻りつ月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治25 0v
鯉はねて池の面暗き月夜哉 正岡子規 月夜 秋, 三秋 天文 明治28 0v