朧月

ひらがな
おぼろづき
説明

春の夜の朧な月をいう。澄んだ秋の月に対し、春の月は水蒸気のベールがかかったように見える。暈のかかることもある。

季節
春
三春
分類
天文
Seasonword
月朧
淡月
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俳句 俳人 季語 季節 分類 年 Total Recent
大森や海苔取る頃の朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治33 1v 3 days 22 hours ago
家根舟の提灯多し朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 1v 4 days 3 hours ago
あひのりのさゝめごとあり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
かいた字も影の様なり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
さしぬきを足でぬぐ夜や朧月 与謝蕪村 朧月 春, 三春 天文 0v
そゝろありく朧月夜や酒の酔 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
だんだらのかつきに逢ひぬ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
どこ見ても高い山なし朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
どぶ六に野茶屋は暮て朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治27 0v
ともし火の漏れて留守也朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治31 0v
ならぶ火は隣の国よ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
はつきりと見る夜もなしに朧の月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
ふらでやみし朧月夜や薪能 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
やけ残る松にものうし朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
よき人の小歌うたふや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
よき人の小歌聞きけり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
よき人を宿す小家や朧月 与謝蕪村 朧月 春, 三春 天文 0v
三筋程雲たなびきぬ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
下宿屋の窓皆あかし朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
下駄借りて宿屋出づるや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
亡き妻のまほろし消えておほろ月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
人を呼ぶ矢場の女や朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
人黒し朧月夜の花あかり 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
兎。薬を搗く此頃月の朧なる 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治33 0v
兵船の笛吹きやみぬ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治27 0v
化物の噂やみけり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治33 0v
取リ残ス棚ノ糸瓜ヤオボロ月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治35 0v
古城やいくさのあとの朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
古寺やいくさのあとの朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
垣間見やそらたきもるゝ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
大名のしのびありきや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
大空は夜半も霞むやおほろ月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治21 0v
大門を出て朧なり土手の月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治31 0v
奈良の町の昔くさしや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治27 0v
奥底のなきのどかさや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
女倶して内裏拜まんおぼろ月 与謝蕪村 朧月 春, 三春 天文 0v
女負ふて川渡りけり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治27 0v
家焼けたあとの匂ひや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
小少将の君呼び出さん朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治29 0v
小格子より出す手を握る朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治33 0v
居酒屋の喧嘩押し出す朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
屋根舟の提灯ゆかし朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
岸に立て女舟呼ぶ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治30 0v
川水も流れぬさまや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
幽霊ノ如キ東寺ヤ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治35 0v
弁慶の足音高し朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
御所を出る小溝の音や朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
心得ぬばたの匂ひや朧つき 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
恋やあらぬ我や昔の朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治30 0v
惟光をひとり供したり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
敦盛の笛聞こえけり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
明寺やいくさのあとの朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
月おほろ夜ふけて帰る話し声 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
月おほろ簾に動く花の影 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
月おほろ花の間にまつち山 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
月や朧窓やはつきり影法師 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
月朧窓ありありと影法師 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
月朧花の下には火の往来 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
朧月どこまで川の長いやら 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
朧月ものくふ音のかすかなり 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
朧月五條の橋の人もなし 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
朧月四條をとほる小歌哉 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
朧月四條をわたる小唄かな 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
朧月女車の帰りけり 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
朧月狐ニ魚ヲ取ラレケリ 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治35 0v
朧月男女の影遠し 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治30 0v
朧月耳なし山を見に行かん 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
朧月露国遠しと思ふとき 飯田龍太 朧月 春, 三春 天文 0v
朧月須磨の釣舟ありやなし 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
気に入らぬ遊女眠りぬ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
気車戻る三津街道や朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
永き日やじつと出て居る朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
瀟湘の雁のなみだやおぼろ月 与謝蕪村 朧月 春, 三春 天文 0v
煙硝の煙かすむや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
牛部屋に牛のうなりや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
物くらふ音もかすかや朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
犬吠えて足音近し朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治31 0v
獺の祭も過ぎぬ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治31 0v
由良さんを呼ぶ声更ぬ朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v
真白な花に影なし朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
禰宜も居らす野社荒れて朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治29 0v
立ち出でゝ蕎麦屋の門の朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
羽衣の裾かけて月や朧なる 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
翠簾ごしの美人の顔や朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
舟やあると呼べど答へず朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
舟一つ花を出たり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
舟一つ花を出てけり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治25 0v
花の顔に晴うてしてや朧月 松尾芭蕉 朧月 春, 三春 天文 寛文7 0v
藥盜む女やは有おぼろ月 与謝蕪村 朧月 春, 三春 天文 0v
蟹の泡流れて白し朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
行燈の火を消して見ん朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
足音や胸のとゞろく朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治29 0v
辻君を待たずしもあらず朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治28 0v
長刀の影おぼろなり橋の月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治31 0v
長刀の影も更けたり朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治31 0v
霞とも山とも見えず朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治23 0v
馬ひとり帰る小道やおほろ月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治26 0v
麦畑の南に低し朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 明治32 0v