枯野

ひらがな
かれの
説明

草の枯れ果ててひっそりとした冬の野。日、雨、風が寂々とわたり、荒涼とした景であるが、やがておとずれる芽吹きの季節を待つ姿でもある。

季節
冬
三冬
分類
地理
Seasonword
枯原
裸野
枯野道
枯野宿
枯野人
枯野原
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俳句 俳人 季語 季節 分類 年 Total Recent
旅に病で夢は枯野をかけ廻る 松尾芭蕉 枯野 冬, 三冬 地理 元禄7 0v
旅人の咄しして行く枯野かな 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治27 0v
枯原の隅に暖とい在所哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文政7 0v
枯原の雨のひゞきし枕哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文化1 0v
枯原や夫婦六部が捨念仏 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文政5 0v
森こえて枯野に來るや旅鳥 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治25 0v
氣車あらはに枯野を走る烟哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治28 0v
滿月の半分出かゝる枯野かな 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治28 0v
烏飛び牛去りて枯野たそかるゝ 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治29 0v
熊笹の緑にのこる枯の哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治25 0v
牛車十程ならぶ枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治26 0v
犬屹と遠ちの枯野の犬を見る 阿部みどり女 枯野 冬, 三冬 地理 0v
狐火や那須の枯野に小雨ふる 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治26 0v
秋ちらほら野菊にのこる枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治24 0v
終の身も見事なりけり枯野原 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文政4 0v
草鞋薄し枯野の小道茨を踏む 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治29 0v
莚帆の白帆にまじる枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治28 0v
葬禮の旗ひるがへる枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治29 0v
蕭条として石に日の入枯野かな 与謝蕪村 枯野 冬, 三冬 地理 0v
薄とも蘆ともつかず枯れにけり 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治25 0v
虫除の札のひよろ〱かれの哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 享和3 0v
蟻程に枯野の家の竝びかな 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治27 0v
西方は極楽よかれのはら 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文政2 0v
足もとに青草見ゆる枯野かな 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治29 0v
近道はきらひな人や枯野原 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 享和3 0v
逃水のにげかくれてもかれの哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 寛政 0v
道二つ牛分れ行く枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治26 0v
道連の無口なりける枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治30 0v
遠山に 日の当たりたる 枯野かな 高浜虚子 枯野 冬, 三冬 地理 0v
遠山に日の当りたる枯野かな 高浜虚子 枯野 冬, 三冬 地理 0v
遠方や枯野ゝ小家の灯の見ゆる 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 寛政5 0v
都出て枯野へ上る渡しかな 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治27 0v
野は枯れて隣の國の山遠し 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治27 0v
金州の南門見ゆる枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治31 0v
鉦も打たで行くや枯野の小順禮 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治29 0v
鍋ぶたものべ付にしてかれの哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文化1 0v
鐘なりて庭も一つにかれの哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文化3 0v
雉立て人おどろかすかれの哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文政7 0v
馬に乘つて北門出れば枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治29 0v
馬糞のほゝけて白き枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治25 0v
鳥をとる鳥も枯のゝけぶり哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 享和3 0v
鳥追はぬ家も日暮るゝ枯の哉 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 文化3 0v
鳥飛て荷馬おどろく枯野かな 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治28 0v
鳥飛んで荷馬驚く枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治28 0v
鳶一羽はるかに落つる枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治28 0v
麦餅はいく日に成りぬかれの原 小林一茶 枯野 冬, 三冬 地理 0v