説明
白米を焚いて十分に搗きつぶし米麹とまぜて密封し一晩置くか、粥に焚いた白米に米麹を混ぜ密封しする。両者とも温度によって発酵の違いがあるが、一夜でできあがることから一夜酒ともいわれ、古くは祭酒に使われた。江戸時代には暑気を散ずるとして夏に好んで飲まれていたが、現在では主に冬に熱したものが飲まれることが多い。
俳句 | 俳人 | 季語 | 季節 | 分類 | 年 | Total | Recent |
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あま酒の地獄もちかし箱根山 | 与謝蕪村 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 0v | ||
あんどんは客の書きけり一夜酒 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治25 | 0v | |
かくれ家は新醴のさはぎ哉 | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文政8 | 0v | |
だまされて子供のなくや一夜酒 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治25 | 0v | |
ふしか根の雪汁煮てや一夜酒 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治25 | 0v | |
一夜酒隣の子迄来たりけり | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文化1 | 0v | |
人の親の甘酒売を呼びにけり | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治34 | 0v | |
味噌つくる余り麹や一夜酒 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治34 | 0v | |
御仏に昼備へけりひと夜酒 | 与謝蕪村 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 0v | ||
御祭礼一夜に酒と成にけり | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文政3 | 0v | |
愚痴無智のあま酒造る松が岡 | 与謝蕪村 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 0v | ||
有明もさし合せけり一夜酒 | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文化1 | 0v | |
松風に甘酒さます出茶屋かな | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治21 | 0v | |
松風に甘酒わかす出茶屋かな | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治21 | 0v | |
松風の甘酒を吹く出茶屋哉 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治21 | 0v | |
甘酒の甘きをにくむ我下戸ぞ | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治30 | 0v | |
甘酒の釜の光や昔店 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治34 | 0v | |
甘酒も飴湯も同じ樹陰かな | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治34 | 0v | |
甘酒や蟇口探る小僧二人 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治34 | 0v | |
甘露降世もそつちのけ一夜酒 | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文政3 | 0v | |
神夜にもあらじ一夜にこんな酒 | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文政3 | 0v | |
神風の吹や一夜に酒と成 | 小林一茶 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 文政3 | 0v | |
舟あつし船頭見えず一夜酒 | 正岡子規 | 甘酒 | 夏, 三夏 | 生活 | 明治26 | 0v |