菖蒲葺く

ひらがな
しょうぶふく
しやうぶふく
説明

端午の節句前夜、五月四日の夜に軒に菖蒲を葺く風習。平安中期の宮廷で始まり、その後武士や庶民にも広がったという。菖蒲に蓬を添えて葺くことで、夏に発生する毒虫や火災を防ぎ、邪気を払う意味があった。樗や真菰の花を葺く地方もある。

季節
分類
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俳句 俳人 季語 季節 分類 Total Recent
古家に六日の菖蒲匂ひけり 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 1v 1 week ago
いたづらに菖蒲かけたり留守の家 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
かしましく菖葺くなる大家哉 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
かつまたの池の雫やふきあやめ 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治26 0v
人の妻の菖蒲葺くとて楷子哉 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治28 0v
人並に菖蒲葺きけり医者の家 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
古家に五尺の菖かけてけり 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
大家に菖葺くなり兜町 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治27 0v
明家に菖蒲葺いたる屋主哉 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
東京や菖蒲葺いたる家古し 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
菖ふいて岡崎女郎衆の薫り哉 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治26 0v
菖ふくや草だらけなる屋根の上 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治26 0v
菖葺くよしもなかなか大伽藍 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治27 0v
菖蒲葺いてつ波来べしと思ひきや 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
藁屋根に根のつきさうな菖蒲哉 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治29 0v
風吹て燕の落すあやめかな 正岡子規 菖蒲葺く , 仲夏 生活 明治26 0v