説明
蛤は春、身がふっくらと肥え、旬を迎える。二枚の貝は他のものとは決して合わないことから末永い夫婦の縁の象徴とされ、婚礼や雛の節句などの細工、貝合せなどに用いられ、平安時代には、薬入れとしても使われた。吸物、蒸し物、蛤鍋、焼蛤として食卓に上る。桑名の焼蛤、大阪の住吉神社の洲崎の洲蛤が有名。
俳句 | 俳人 | 季語 | 季節 | 分類 | 年 | Total | Recent |
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江の島の蛤分つ土産かな | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治31 | 0v | |
蛤と海草をぬふ裲襠哉 | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治31 | 0v | |
蛤の中に泥鰌のもぐりたる | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治30 | 0v | |
蛤の吐いたやうなる港かな | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治29 | 0v | |
蛤の焼かれて口を開きける | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治29 | 0v | |
蛤の芥を吐する月夜かな | 小林一茶 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 文化7 | 0v | |
蛤の荷よりこぼるゝうしほ哉 | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治26 | 0v | |
蛤や在鎌倉の雁鴎 | 小林一茶 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 0v | ||
蛤を蹴て行く鹿や巌島 | 正岡子規 | 蛤 | 春, 三春 | 動物 | 明治26 | 0v |