説明
過ぎゆく春を惜しむこと。春は秋と並んで過ごしやすく、自然のすがたも美しい。また物事のはじまりの季節であり、人との出会いや別れも多い。春を惜しむことは、人生において束の間のものである佳き時間や佳き交わりを惜しむ心につながる。
俳句 | 俳人 | 季語 | 季節 | 分類 | 年 | Total | Recent |
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くせ酒の泣程春がおしい哉 | 小林一茶 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 文政8 | 0v | |
けふに成て頻りに春の惜くなる | 正岡子規 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 明治26 | 0v | |
傾城の文にも春を惜むかな | 正岡子規 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 明治29 | 0v | |
春をしむ座主の聯句に召れけり | 与謝蕪村 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 0v | ||
春惜しむ宿やあふみの置火燵 | 与謝蕪村 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 0v | ||
春惜む一日画をかき詩を作る | 正岡子規 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 明治35 | 0v | |
春惜む命惜むに異らず | 高浜虚子 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 0v | ||
春惜む宿や日本の豆腐汁 | 正岡子規 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 明治35 | 0v | |
木兎のつく〲春をおしむやう | 小林一茶 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 0v | ||
木兎をゝしがる目もと哉 | 小林一茶 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 文化7 | 0v | |
松そびへ魚をどりて春む情む哉 | 小林一茶 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 寛政7 | 0v | |
白髪同士春をゝしむもばからしや | 小林一茶 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 文化13 | 0v | |
草の戸や春ををしみに人のくる | 正岡子規 | 春惜しむ | 春, 晩春 | 時候 | 明治26 | 0v |