木の芽

ひらがな
このめ
説明

樹木の芽吹きは、春先に見られる現象であるが、年一回春先にだけ芽吹く植物と主に春と秋の年数回芽吹く植物が存在する。また、春以外に、枝が折れたり選定などで伐採されると、新しい芽を出すために芽吹く場合がある。木の芽の彩は、植物により異なる。それは、芽吹き初期の成長速度の違いや葉表面の毛の有無のためである。新しい芽は、葉や茎の組織が柔らかいため、有毒成分を含まず香りや味が良い植物であれば食用にされる。(藤吉正明記)

季節
分類
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俳句 俳人 季語 季節 分類 Total Recent
藪の目や人がしらねば鹿が喰ふ 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化11 1v 5 days 4 hours ago
木の芽ふく垣根つゞきや牛の声 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治28 1v 5 days 4 hours ago
大木の切株芽ばる垣根かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治28 1v 5 days 6 hours ago
鼻つけて牛の嗅き居る木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治28 1v 5 days 22 hours ago
鼻つけて牛の嗅きたる木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治28 1v 5 days 22 hours ago
あづま屋に巻煙草ふく木の芽かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治34 0v
おしめほす低き小枝の木の芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
かい曲り猫が面かく木の目哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 0v
きのふも見けふも見る萩の芽ざすかと 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治30 0v
しほらしき老木の株の木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治27 0v
すたれたる昔御園の木の芽かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治34 0v
そぼふるや黒木の鳥居木芽ふく 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治27 0v
たらの芽のとげだらけでも喰ひけり 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文政3 0v
たらの芽のとげだらけでも喰れけり 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 0v
たらの芽や結城のたより聞えざる 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治34 0v
たらの芽を煮ても焼てもくふ処 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 0v
つぶつぶと芽をふいて居る老木哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治27 0v
とかくして木の芽ふく也枳殻垣 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治29 0v
はきだめの榎芽をふく日和哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治28 0v
ひた急ぐ犬に会ひけり木の芽道 中村草田男 木の芽 , 三春 植物 0v
びんずるを一なでなで〱木の芽哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化2 0v
ほちや〱と吹侍ひし木芽哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化3 0v
下りたちて見廻る庭の木の芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
二番芽も淋しからざる垣ね哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化2 0v
人しらぬ藪もつや〱木芽哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化3 0v
何の木としらで芽を吹く垣根哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治27 0v
何の木と知れずわづかに芽をふきぬ 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治29 0v
切口の摺鉢とれば木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治26 0v
切株のぐるりよりふく木の芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治29 0v
大砲のどろどろと鳴る木の芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治30 0v
山里は猫が木目もほけ立ぬ 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化10 0v
我庵の猫が木目もほけ立ぬ 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 0v
折〱に猫が顔かく木の目哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文政1 0v
新宅や植木芽をふく窓の先 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
木々おの〱名乗り出たる木の芽哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 寛政1 0v
木々の芽や新宅の庭とゝのはす 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
木々めの春さめ〲と小鳥鳴く也 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文政6 0v
木〲もめを開らくやみだの本願寺 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 0v
木の芽とは豆腐の上に生ふる者なり 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治26 0v
木の芽ふく十坪の庭を散歩かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治34 0v
木の芽ふく庭の鳥籠や猫来る 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治33 0v
木目吹て古びるものは住居哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化4 0v
木芽ふいてうこぎ長屋の人もなし 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治27 0v
木芽ふく朽木何とも知れぬ也 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
枯れし木の枯れざる枝に若芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
枯れし木の枯れざる枝や芽をふきぬ 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
枯枝と知れてものうし木芽時 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治26 0v
桐の木の低き芽を皆欠ぎにけり 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
榛の芽に毎日鳴くよ四十雀 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治31 0v
汽車過ぎて煙のかゝる木の芽かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治34 0v
深山木の芽出しもあへず喰れけり 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化7 0v
焼跡や今ちる迄も木芽吹 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化3 0v
牡丹の芽ひたふる霜を恐れけり 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治33 0v
珍らしき鳥の来て鳴く木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治28 0v
甲斐が根も旅人多き木目哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化4 0v
百姓の庭も垣根も木の芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
紅も萌黄も見ゆる木の芽かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治29 0v
老木の半ば枯れたる木の芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治30 0v
老木の枯枝多く芽少し 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治29 0v
老木の梢は遅き芽出しかな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治29 0v
茨の目も皆〱人に喰れけり 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化10 0v
草鞋はく園女か旅や木の芽山 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
草鞋はく園女か旅や木の芽時 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治26 0v
莟とも見えてうれしき木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治26 0v
萩の芽に並びて赤し牡丹の芽 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治35 0v
萩の芽に犬ころ愛す小庭哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治30 0v
落柿舎の奈良茶日つゞく木芽哉 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化3 0v
藁すぼや霜を恐るゝ牡丹の芽 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治33 0v
足の立つ嬉しさに萩の芽を検す 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治30 0v
金のなる木のめはりけり穢太が家 小林一茶 木の芽 , 三春 植物 文化2 0v
鉈あげてきらんとすれば木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治26 0v
隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな 加藤楸邨 木の芽 , 三春 植物 0v
雨風に木の芽一刻も休まざる 阿部みどり女 木の芽 , 三春 植物 0v
雷の始めて青き木芽哉 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治32 0v
鳥啼いて老木芽を吹く梢かな 正岡子規 木の芽 , 三春 植物 明治30 0v