ひらがな
あき
説明

万物が暑い夏を乗り越えて冬へ向かう途中の爽快な季節。ただ、快適とばかりではなく、残暑厳しい八月も、肌寒さを覚える十月も秋である。空気も水も澄み渡り、山々は紅葉する。収穫の秋であり、月をめでる秋である。白帝は中国の五天帝の一人で秋を司る神である。

季節
分類
Seasonword
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俳句 俳人 季語 季節 分類 Total Recent
奈良漬ノ秋ヲ忘レヌ誠カナ 正岡子規 , 三秋 時候 明治34 0v
家五百秋の芝居の太鼓鳴る 正岡子規 , 三秋 時候 明治33 0v
寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋 松尾芭蕉 , 三秋 時候 元禄2 0v
山の木や来んどなるなら小豆餅 小林一茶 , 三秋 時候 文化7 0v
幾久しき秋の契りや堅魚節 正岡子規 , 三秋 時候 明治33 0v
憂きわれを寂しがらせよ秋の寺 松尾芭蕉 , 三秋 時候 元禄2 0v
摘みけんや茶を凩の秋とも知で 松尾芭蕉 , 三秋 時候 天和元 0v
旅人の盗人に逢ひぬ須磨の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
杭に来て鷺秋と思ふ哉 小林一茶 , 三秋 時候 文化3 0v
枕にす俳句分類の秋の集 正岡子規 , 三秋 時候 明治29 0v
柴戸の空見る秋の寝覚哉 小林一茶 , 三秋 時候 寛政 0v
江戸の秋に四國の夏の届きけり 正岡子規 , 三秋 時候 明治26 0v
物もなしわれに秋さへなかりけり 正岡子規 , 三秋 時候 明治29 0v
画をかきし僧今あらず寺の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
病癒えて雲見る秋の端居哉 正岡子規 , 三秋 時候 明治31 0v
病起杖に倚れば千山萬嶽の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
病間アリ秋ノ小庭ノ記ヲ作ル 正岡子規 , 三秋 時候 明治34 0v
瘧落ちてひとり拂子に對す秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
白き馬にめしたるとのご見えず秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治29 0v
真直ぐ往けと白痴が指しぬ秋の道 中村草田男 , 三秋 時候 0v
碌堂といひける秋の男かな 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
禪寺やさぼてん青き庭の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
秋しらぬ旅や同行五十人 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
秋にさく心強さよ鬼あざみ 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
秋の寝覚翌陰らん戸穴哉 小林一茶 , 三秋 時候 寛政 0v
秋の蜘枕刀にかくれけり 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
秋の蜘枕刀にひよりぬ 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
秋の蜘枕刀に落かゝる 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
秋はものゝそばの不作もなつかしき 与謝蕪村 , 三秋 時候 0v
秋モハヤ塩煎餅ニ澁茶哉 正岡子規 , 三秋 時候 明治34 0v
秋を経て蝶もなめるや菊の露 松尾芭蕉 , 三秋 時候 貞亨5 0v
秋一室拂子ノ髯ノ動キケリ 正岡子規 , 三秋 時候 明治34 0v
秋三月馬鹿を盡して別れけり 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
秋不二や異人仰向く馬の上 正岡子規 , 三秋 時候 明治29 0v
秋凄し大きな星の空に飛ぶ 正岡子規 , 三秋 時候 明治27 0v
秋十とせ却って江戸を指す故郷 松尾芭蕉 , 三秋 時候 0v
秋吹くや鬚と拂子と天蓋と 正岡子規 , 三秋 時候 明治29 0v
秋昔三十年の團子店 正岡子規 , 三秋 時候 明治31 0v
秋航や光をもらす艦の胴 阿部みどり女 , 三秋 時候 0v
立ち去ル事一里眉毛に秋の峰寒し 与謝蕪村 , 三秋 時候 0v
老らくや生残りても同じ秋 小林一茶 , 三秋 時候 文化13 0v
芝の秋の鐘か聞えて淋しかろ 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
花一つなき野に鴫の秋深し 正岡子規 , 三秋 時候 明治26 0v
草刈や秋ともしらで笛を吹 小林一茶 , 三秋 時候 文政9 0v
草原のごと海の展けし秋の夢 阿部みどり女 , 三秋 時候 0v
蛸干して烏追ふ蜑や須磨の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
蛸干して鳥追蜑や須磨の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治32 0v
行く我にとゞまる汝に秋二つ 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
行列の松にかゝるや里の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治26 0v
西東山にかたよる奈良の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
見渡せば詠むれば見れば須磨の秋 松尾芭蕉 , 三秋 時候 延宝7 0v
誰が家の戸叩く音ぞ夜半の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治33 0v
象潟や秋はるはると帆掛船 正岡子規 , 三秋 時候 明治26 0v
貧村の秋の山吹花咲きぬ 正岡子規 , 三秋 時候 明治27 0v
身の秋や今宵をしのぶ翌もあり 与謝蕪村 , 三秋 時候 0v
身ふるひのつく程清し秋の不二 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
追剥を弟子に剃けり秋の旅 与謝蕪村 , 三秋 時候 0v
送られつ別れつ果ては木曽の秋 松尾芭蕉 , 三秋 時候 貞亨5 0v
遊女一人ふえぬ日はなし京の秋 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
都かな悲しき秋を大水見 正岡子規 , 三秋 時候 明治29 0v
酒のんで一日秋をわすれけり 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
鈍くなりて猶憎き秋の毛蟲哉 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
降りつゞき浅間も見ずに秋の旅 阿部みどり女 , 三秋 時候 0v
隅田の秋都へはこふおきな哉 正岡子規 , 三秋 時候 明治21 0v
雁聞きに京の秋に赴かん 松尾芭蕉 , 三秋 時候 元禄3 0v
雨の日や世間の秋を堺町 松尾芭蕉 , 三秋 時候 延宝6 0v
雲やどる秋の山寺灯ともれり 正岡子規 , 三秋 時候 明治28 0v
面白やどの橋からも秋の不二 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
面白や秋のにしきをほとゝぎす 正岡子規 , 三秋 時候 明治25 0v
須磨の秋金持らしき家見ゆる 正岡子規 , 三秋 時候 明治30 0v
風たけを秋と思へはましらかな 正岡子規 , 三秋 時候 明治24 0v
骸骨を見つけたくれや秋のたひ 正岡子規 , 三秋 時候 明治23 0v