霞

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かすむとて人さす虫も出たりけり 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむならかすめと捨し庵哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政2 0v
かすむやら目が霞やらことしから 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化10 0v
かすむ夜やうらから見ても吉原ぞ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化11 0v
かすむ日に古くもならぬ卒土婆哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむ日の咄するやらのべの馬 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化9 0v
かすむ日はよろこび烏ばかり哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむ日もうしろ見せたる伏家哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化2 0v
かすむ日やしんかんとして大坐敷 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政2 0v
かすむ日や問屋がうらのばせを塚 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむ日や問屋のうらのばせを塚 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむ日や宗判に三里程 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政4 0v
かすむ日や目を縫たる雁が鳴 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化10 0v
かすむ日や目を縫れつゝ鴨の鳴 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむ日や竹林麦の小かんばん 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政2 0v
かすむ火や四五丁松のおくの院 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
かすむ火や小一里杉のおくの院 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政6 0v
かへり見れば行きあひし人の霞みけり 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
かりそめに出て霞むやつくば山 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化2 0v
かるかきの七五三やむかすみ哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政7 0v
けふも 〱かすんで暮らす小家哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化12 0v
さらし布かすみの足に聳へけり 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政1 0v
さらば〱の手にかゝる霞かな 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
しなのぢやひんよくしたる春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政6 0v
しなの路やあれ霞あれ雪が降る 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政9 0v
じや〱馬のつくねんとしてかすむ也 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化9 0v
とくかすめとく〱かすめ放ち鳥 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化7 0v
とにかくにかすみかねたる卒塔婆哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化2 0v
ばゝがつく鐘もどこぞ夕霞 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政7 0v
ぼた餅をつかんでかすむ烏哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化11 0v
ぼた餅を喰はへてかすむ烏哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
ぼた餅を見せ 〱 かすむ烏哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政4 0v
むく起の鼻の先よりかすみ哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 寛政10 0v
むさしのや霞の中に水の音 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治23 0v
よい程の道のしめりや朝霞 小林一茶 霞 春, 三春 天文 寛政12 0v
一つづゝ霞みそめけり大八洲 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治27 0v
一引も下手なかすみやおれが家 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政2 0v
一村は柳ばかりや朝かすみ 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治26 0v
一聳かすみ放しの榎哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化11 0v
三千坊はなれはなれの霞かな 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
三文が霞見にけり遠眼鏡 小林一茶 霞 春, 三春 天文 寛政2 0v
三重に淡路のかすむ日和哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
上市は灯をともしけり夕霞 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
与謝の海かすんで赤き入日哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治26 0v
並杉の日光領はかすみけり 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
丸にやの字の壁見へて夕霞 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
京見えて臑をもむ也春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 享和3 0v
今さらに別ともなし春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 寛政11 0v
今朝程や三文程の遠がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
伊豆の鼻安房の岬もかすみけり 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
伏見のやぞろりと霞む夕旅籠 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
傘の雫ながらにかすみかな 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政5 0v
傘の雫もかすむ都哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政5 0v
傾城は五階の上の霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
其人の霞んでぞあらんことづてよ 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
十国の一つ一つに霞みけり 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治26 0v
厚杯の木のでつしり座る霞かな 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治27 0v
古松や又あらためていく霞 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
古椀がはやかすむぞよ角田川 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化9 0v
古郷はかすんで雪の降りにけり 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政1 0v
古郷は我を見る也うすがすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政5 0v
古郷やあれ霞あれ雪が降る 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政5 0v
古郷やいびつな家も一かすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化10 0v
古郷やかすみ一すじこやし舟 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化8 0v
古郷や下手念仏も春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化8 0v
古郷や朝なる子も春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政2 0v
古郷や朝茶呑子も春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
古鳶や肴つかんでつゝかすむ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化10 0v
只居が勿体なや春がすみ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化9 0v
右の手に指すや御室の塔霞む 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治30 0v
吹下手の笛もほの〲かすみ哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化5 0v
吼る犬かすみの衣きりけり 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化14 0v
呉服やの朝声かすみかゝりけり 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化14 0v
呉服やの朝声かすみかかる也 小林一茶 霞 春, 三春 天文 0v
品川の白帆かすむや遠眼鏡 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
品川の霞んで遠き入江哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治27 0v
土佐流の刷毛のつかひや横霞 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治26 0v
土橋や立小便も先かすむ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化12 0v
地震やんで門を出づれば霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
堀割をのぞけば霞む人夫かな 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
塔に上れば南住吉薄かすみ 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治29 0v
壁画どる伏見の里や薄霞 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化2 0v
夕暮や霞中より無常鐘 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化7 0v
夕栄の五色が浜をかすみけり 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
夕霞星見えて灯のともりたる 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治30 0v
夕霞連吾を待つ宿はづれ 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治30 0v
夕風呂のだぶり〱とかすみ哉 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化6 0v
大仏の横顔かすむ夕哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治27 0v
大仏の霞まぬやうに御堂哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
大仏の頭出したる霞かな 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治31 0v
大仏は前とうしろの霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治26 0v
大仏は赤いかすみの衣かな 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文政6 0v
大兵の野山に満つる霞かな 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治31 0v
大国の使者船で来る霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治27 0v
大声の乞食どのよつつかすむ 小林一茶 霞 春, 三春 天文 文化9 0v
大寺の屋根あちこちと霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
大船の小舟引き行く霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
天上に何おはす日ぞ薄霞 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
天人が帰りしあとの霞かな 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v
天人の裾引きのこす霞哉 正岡子規 霞 春, 三春 天文 明治28 0v