萩

ひらがな
はぎ
説明

紫色の花が咲くと秋と言われるように、山萩は八月中旬から赤紫の花を咲かせる。古来、萩は花の揺れる姿、散りこぼれるさまが愛され、文具、調度類の意匠としても親しまれてきた。花の色は他に白、黄。葉脈も美しい。

季節
秋
初秋
分類
植物
Seasonword
鹿鳴草
鹿妻草
初見草
古枝草
玉見草
月見草
萩原
萩むら
萩の下風
萩散る
こぼれ萩
乱れ萩
括り萩
萩の戸
萩の宿
萩見
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俳句 俳人 季語 季節 分類 年 Total Recent
小笠きて東坡めく也萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化1 0v
小萩散れますほの小貝小盃 松尾芭蕉 萩 秋, 初秋 植物 元禄2 0v
尼をその尼をなつかしみ萩の門 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
山の井を花で埋る小萩哉 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化13 0v
山の子が荷物持ち呉れ萩がくれ 阿部みどり女 萩 秋, 初秋 植物 0v
山萩のしどろに秋を亂れけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
山萩の枝にかゝれり捨草鞋 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
山萩やものすこやかな枝のふり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
山里や昔かたぎの猫と萩 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化8 0v
山駕籠に散りこむ萩の盛哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
床の間の萩は一日おくれけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治24 0v
庭の萩句の母にそふ女の子 阿部みどり女 萩 秋, 初秋 植物 0v
庭の萩寐て見るやうにたわみけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
庭の萩莟も持たずあはれ也 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
庭荒れて萩の亂れをつくろはず 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治32 0v
彫物の鹿を置きけり萩の庭 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治32 0v
御陵としらで咲けり萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治25 0v
御馬の屁流れけり萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 享和3 0v
我まゝの猶うつくしき小萩哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
我家や竹には鳥萩に猫 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化14 0v
我宿は萩一本の野と成ぬ 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化10 0v
我庵や竹には鳥萩に猫 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化14 0v
我庵や萩に飯櫃松に竿 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
我萩や鹿のかはりに犬が寝る 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政3 0v
押分て行けは行かるゝ萩の原 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治31 0v
掻き合す襟たよりなし萩の風 阿部みどり女 萩 秋, 初秋 植物 0v
新井戸にこほれそめけり萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
旅人の簔着て行くや萩の原 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治28 0v
明き寺や取り亂したる萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治28 0v
月に出でゝ萩の枝折戸押す女 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
朝飯や日のあたりたる萩芒 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治31 0v
木兎は行儀崩ず乱萩 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政8 0v
杖によりて立ち上りけり萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治32 0v
枝折れて野分のあとの萩淋し 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治31 0v
柴焚や仏の顔も萩の雨 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化3 0v
此所またげと萩の咲にけり 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化11 0v
水の上に萩うづ高くこぼれけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
水門に萩を吸ひこむ流れ哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治23 0v
波の間や小貝にまじる萩の塵 松尾芭蕉 萩 秋, 初秋 植物 元禄2 0v
活版の誤植や萩に荻交る 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治33 0v
淋しさや筒よりぬけし萩にこそ 阿部みどり女 萩 秋, 初秋 植物 0v
温泉の道や通ひなれたる萩桔梗 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治31 0v
濡れて行くや人もをかしき雨の萩 松尾芭蕉 萩 秋, 初秋 植物 0v
灯きえんとして小窓にそよぐ萩の影 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
狗のかざしにしたり萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化5 0v
猪や臥せし鹿や亂せし萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治22 0v
猫の子のかくれんぼする萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化11 0v
猫の子や萩を追なりおわれたり 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
猫の子萩とらてはとらては 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
玉川や杵にからまる萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化4 0v
玉川や臼にしかるゝ萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
玉川や臼の下にも萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 0v
玉川を鼻にかけてや乱れ萩 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
痩はぎに雫見せけり萩花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 享和3 0v
痩萩やぶくり〱と散にけり 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化4 0v
痩萩や松の陰から咲そむる 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 享和3 0v
白樺にもたれて萩の末枯るゝ 阿部みどり女 萩 秋, 初秋 植物 0v
白萩のしきりに露をこほしけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
白萩の露ふき落す薄哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治25 0v
白萩や以ての外に露もなし 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治25 0v
白萩や夜のあけぎはをりんと澄む 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治24 0v
白萩や星一つ消え二つ消え 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
白萩を春わかちとるちぎり哉 与謝蕪村 萩 秋, 初秋 植物 0v
白露にぬれて重たし萩の蝶 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治25 0v
白露のちるやたまるや萩すすき 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治24 0v
目出度さはさ萩も立〔る〕けぶり哉 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化4 0v
秋はぎやこぼしたよりはたんと咲 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
秋はぎやこぼれたよりはたんと咲 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 0v
秋我や一斗こぼれて一斗咲 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
秋萩やきのふこぼれた程は咲 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
笠賣の笠ぬらしけり萩の露 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治25 0v
筧からこぼれた水を萩の露 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治28 0v
箔燒けて萩の模樣や古色紙 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治32 0v
糸染よ〱かし萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化6 0v
絲萩の露こぼしけり青蛙 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治21 0v
編笠の窓から見るや萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政6 0v
芥取の箕に寝る犬や乱れ萩 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
花少し殘れる萩を刈にけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治31 0v
草庵に千句の會や萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治32 0v
草萩の咲ふさげけり這入ロ 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化6 0v
荒縄で引くゝつても萩の花 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文政4 0v
萩さくや百萬石の大城下 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
萩ちりぬ祭も過ぬ立仏 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 享和3 0v
萩ちりぬ西行も來よ宿かさん 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治28 0v
萩ちるや檐に掛けたる青燈籠 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治21 0v
萩によらで蝶の過行く恨哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治30 0v
萩に來てはねかへさるゝ雀かな 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
萩に寐て月見あげたる小鹿哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治25 0v
萩に立て萩の句記す手帳哉 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治30 0v
萩の中に猶の白萩あはれなり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
萩の中に猶白萩のあはれなり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
萩の原鹿の盒子もかくれぬぞ 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化2 0v
萩の末ききやうの下になく蚊哉 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化6 0v
萩の末芒の下や喰祭 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 0v
萩の画も月の句も一つ袋かな 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
萩の畫月の句も一つ袋かな 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
萩の花くねるとなくてうねりけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治26 0v
萩の花のこぼれ盡さぬ程に來よ 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治29 0v
萩の花ふんどし染て吹せけり 小林一茶 萩 秋, 初秋 植物 文化6 0v
萩の花二百十日を氣遣ひぬ 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 明治31 0v