ひらがな
さくら
説明

桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。

季節
分類
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俳句 俳人 季語 季節 分類 Total Recent
姥捨し片山桜咲にけり 小林一茶 , 晩春 植物 文化3 0v
婆ゝどのも牛に引かれて桜かな 小林一茶 , 晩春 植物 文政5 0v
子を負ふた手に桜持つうしろ哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治32 0v
孝行は筍よりも桜かな 正岡子規 , 晩春 植物 明治25 0v
安元の比の桜哉夕の鐘 小林一茶 , 晩春 植物 享和3 0v
寝て起て大欠して桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政1 0v
寝むしろや桜にさます足のうら 小林一茶 , 晩春 植物 文政3 0v
寝る隙の今更おしやちる桜 小林一茶 , 晩春 植物 文化1 0v
寝並んで遠見ざくらの評義哉 小林一茶 , 晩春 植物 0v
寺〱や拍子抜してちる桜 小林一茶 , 晩春 植物 文政5 0v
小うるさや山の桜も評判記 小林一茶 , 晩春 植物 文化13 0v
小坊主や親の供して山桜 小林一茶 , 晩春 植物 文化5 0v
小座敷や端折おろせばちる桜 小林一茶 , 晩春 植物 文政1 0v
小莚にざぶとまぶせる桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政1 0v
小莚や銭と小蝶とちる桜 小林一茶 , 晩春 植物 文政7 0v
居直るも銭の上也南む桜 小林一茶 , 晩春 植物 文化13 0v
屋の棟の五重にたゝむ桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治27 0v
山おくのしなめ育も桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 0v
山ざくらそなたの空も卅日哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化8 0v
山の端の桜尋ねん遠眼鏡 正岡子規 , 晩春 植物 明治28 0v
山下て桜見る気に成にけり 小林一茶 , 晩春 植物 寛政3 0v
山寺に咲て名もなき桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治26 0v
山桜〱も廿九日かな 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
山桜あの一本はなくも哉 小林一茶 , 晩春 植物 享和2 0v
山桜きのふちりけり江戸客 小林一茶 , 晩春 植物 享和3 0v
山桜さくや八十八所 小林一茶 , 晩春 植物 文化6 0v
山桜それが上にも卅日有 小林一茶 , 晩春 植物 文化8 0v
山桜中〱花が病かな 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
山桜人に見よとて散りやせん 小林一茶 , 晩春 植物 文化13 0v
山桜人をば鬼と思ふべし 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
山桜今一本はなくも哉 小林一茶 , 晩春 植物 享和2 0v
山桜咲にけらしな御膝元 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
山桜咲や附たり仏の事 小林一茶 , 晩春 植物 文化8 0v
山桜序に願をかける也 小林一茶 , 晩春 植物 文化10 0v
山桜日毎ふく日にちりにけり 小林一茶 , 晩春 植物 享和3 0v
山桜松は武張て立にけり 小林一茶 , 晩春 植物 文化5 0v
山桜花きちがひの爺哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化9 0v
山桜花にけかちはなかりけり 小林一茶 , 晩春 植物 文化11 0v
山桜花の主や石仏 小林一茶 , 晩春 植物 文化11 0v
山桜花をしみれば歯のほしき 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
山桜髪なき人にかざるゝ 小林一茶 , 晩春 植物 文化5 0v
山猿と呼ばるゝ里のさくら哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政7 0v
山猿と呼るゝ宿のさくら哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政7 0v
山猿と呼るゝ程のさくら哉 小林一茶 , 晩春 植物 0v
山畠やこやしのたしにちる桜 小林一茶 , 晩春 植物 文政2 0v
山腹に灯見えぬあれや桜寺 正岡子規 , 晩春 植物 明治28 0v
山荒れて鐘も桜も雹の音 正岡子規 , 晩春 植物 明治29 0v
山里に恋をはなれし桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治26 0v
岡ぞひの桜は赤き蕾かな 正岡子規 , 晩春 植物 明治29 0v
島原の一本桜古りにけり 正岡子規 , 晩春 植物 明治27 0v
嵯峩ひと日閑院様のさくら哉 与謝蕪村 , 晩春 植物 0v
常盤津の会ある寺の桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治31 0v
年よりの目にさへ桜〱哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
廿五の暁植しさくら哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政3 0v
弁天の参詣絶えぬ桜かな 正岡子規 , 晩春 植物 明治27 0v
弁天の楼門赤き桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治32 0v
弥次郎兵衛喜多八帰る桜かな 正岡子規 , 晩春 植物 明治29 0v
弥陀仏の見ておはす也ちる桜 小林一茶 , 晩春 植物 文政2 0v
待〱し桜と成れどひとり哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化10 0v
待〱し桜と成れど田舎哉 小林一茶 , 晩春 植物 0v
後から吹来る桜〱哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化2 0v
御仏もこち向給ふ桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化5 0v
御報謝と出した柄杓へ桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政1 0v
御庭に立はだかつて山桜 小林一茶 , 晩春 植物 文政5 0v
御本丸御用の外の桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文政1 0v
御桜御梅の花松の月 小林一茶 , 晩春 植物 文化2 0v
御迎ひの雲を待身も桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化2 0v
徳川の桜明治の桜かな 正岡子規 , 晩春 植物 明治35 0v
徳川の桜残りて哀れなり 正岡子規 , 晩春 植物 明治34 0v
念仏も花はちりにけり桜ちる 小林一茶 , 晩春 植物 0v
思ふやうな桜の蔭もなかりけり 小林一茶 , 晩春 植物 0v
息杖の穴こと〱し初桜 小林一茶 , 晩春 植物 文化1 0v
慾垢のぼんのくぼへと桜かな 小林一茶 , 晩春 植物 0v
慾垢のぼんの凹へも桜かな 小林一茶 , 晩春 植物 文政2 0v
懐の子が喰たがる桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化8 0v
我王の桜咲くなり三十年 正岡子規 , 晩春 植物 明治31 0v
我病で桜に思ふ事多し 正岡子規 , 晩春 植物 明治31 0v
我見ても二度立寺や山ざくら 小林一茶 , 晩春 植物 享和2 0v
扇にて酒くむかげや散る桜 松尾芭蕉 , 晩春 植物 貞亨5 0v
手まくらの夢はかざしの桜哉 与謝蕪村 , 晩春 植物 0v
散事の沙汰しおかれし桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化5 0v
散桜よしなき口を降埋よ 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
散桜称名うなる寺の犬 小林一茶 , 晩春 植物 0v
散桜肌着の汗を吹せけり 小林一茶 , 晩春 植物 文化7 0v
散花の桜きげんや小犬ども 小林一茶 , 晩春 植物 文化12 0v
散花の桜きげんや狗ども 小林一茶 , 晩春 植物 0v
敦盛の塚に桜もなかりけり 正岡子規 , 晩春 植物 明治28 0v
敦盛の鎧に似たる桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治26 0v
料理屋の紅梅散りて桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治32 0v
日の本の山のかひある桜哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化1 0v
日本はばくちの銭もさくら哉 小林一茶 , 晩春 植物 文化13 0v
日本は這入口からさくらかな 小林一茶 , 晩春 植物 文化12 0v
昼中や桜にこもる人の息 正岡子規 , 晩春 植物 明治31 0v
時に范蠡なきにしもあらずさく桜 小林一茶 , 晩春 植物 文化10 0v
暖国の麦も見えけり山桜 小林一茶 , 晩春 植物 享和3 0v
月代の桜に動く夕かな 正岡子規 , 晩春 植物 明治27 0v
月代やたそがれ桜風ふくむ 正岡子規 , 晩春 植物 明治26 0v
月夜には扨なりかねつ夕桜 正岡子規 , 晩春 植物 明治25 0v
有明に三分傾く桜哉 正岡子規 , 晩春 植物 明治26 0v
木のもとに汁も膾も桜かな 松尾芭蕉 , 晩春 植物 元禄3 0v