寒し

ひらがな
さむし
説明

体感で寒く感じること、と同時に感覚的に寒く感じることもいう。心理的に身がすくむような場合にも用いる。

季節
冬
三冬
分類
時候
Seasonword
寒さ
寒気
寒威
寒冷
寒九
Displaying 101 - 198 of 198
俳句 俳人 季語 季節 分類 年 Total Recent
寒にも馴て歩くやしなの道 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政4 0v
寒にも馴て歩くや信濃山 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
寒にも馴て歩くや鹿の道 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
寫し見る鏡中の人吾寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
寺寒く樒はみこぼす鼠かな 与謝蕪村 寒し 冬, 三冬 時候 0v
將門の都睨みし山寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
山寒し樵夫一人下りて行く 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
山雀や寒し〱とふれ歩く 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化12 0v
川上も川下もばつとして寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
巨燵出て一文けるも寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 寛政4 0v
年かさをうらやまれたる寒さ哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政4 0v
庵の夜はしんそこ寒ししん〱と 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化14 0v
庵の夜や寒し破るゝはどの柱 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政7 0v
御灯青く通夜の公卿衆の顏寒き 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
御祓も木に縛らるゝ寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化14 0v
御船前に眞榊隱れ灯の寒き 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
御船前や眞榊隱れ灯の寒き 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
我好て我する旅の寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 寛政 0v
我寒し君はた歸りきませとよ 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
我程は寒さまけせぬ菜畠哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化11 0v
掌に酒飯けぶる寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 享和3 0v
掛けられて汝に浮世の風寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治28 0v
掛られて汝に此世の風寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治28 0v
故里の入口寒し亂塔場 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
日に出せば鰭動かしぬ寒金魚 阿部みどり女 寒し 冬, 三冬 時候 0v
旭のうつる河岸裏寒し角田川 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治26 0v
月寒しことわられたる獨旅 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治25 0v
月寒し宿とり外すひとり旅 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治25 0v
月花のぬくなき門の寒さかな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
月落ちて入り江は寒し舟一つ 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治27 0v
月近く覗いて寒し山の寺 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
朝つくる大砲寒き門邊哉 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治26 0v
木の七五三のひら〱残る寒かな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政6 0v
本町の木戸りんとして寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化11 0v
松の葉のこぞりて光り寒きびし 阿部みどり女 寒し 冬, 三冬 時候 0v
松寒し樓門兀て矢大臣 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
枯れ殘る角寒げ也鉦の聲 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治26 0v
椋鳥と人に呼るゝ寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政2 0v
極楽が近くなる身の寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政4 0v
極楽の道が近よる寒かな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政5 0v
次の間の灯膳につく寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
此部屋も坊主小し寒の内 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
武藏野の明星寒し葱畑 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
死こぢれ〱つゝ寒かな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化10 0v
毒籠を靜めて淵の色寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
水寒く寝入りかねたる鴎かな 松尾芭蕉 寒し 冬, 三冬 時候 貞亨3 0v
水風呂の口で裾ぬふ寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政4 0v
汐引いて棒杭寒き入江かな 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
江に向いて一膳飯の店寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
泥舟の二つ竝んで川寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治33 0v
清潭の居る山寒し獅子の声 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治35 0v
瀧涸れて日向に寒し山の不動尊 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
牢を出て再び寒し娑婆の風 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
物もなき神殿寒し大々鼓 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治27 0v
物部の手に劍寒し喪のしるし 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
犬吠えて夫呼び起す寒夜哉 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
犬吼て親呼ぶ乞食寒からん 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 寛政4 0v
狼の糞を見てより草寒し 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政1 0v
狼の糞見て寒し白根越 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
狼は糞ばかりでも寒かな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政2 0v
狼は糞を見てさへ寒かな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
猫の穴から物をかふ寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政5 0v
生残り〱たる寒かな 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化8 0v
田の人や畳の上も寒いのに 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政6 0v
皿を蹈鼠の音のさむさ哉 与謝蕪村 寒し 冬, 三冬 時候 0v
真丸に小便したる夜寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政1 0v
石垣や松這ひ出でゝ水寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治28 0v
羽織りたる衿がたちをりやゝ寒し 阿部みどり女 寒し 冬, 三冬 時候 0v
背戸の外は日本海の波寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
背戸寒く日本海に向ひけり 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
苦し寒し風を呑み込む阪の上 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
草の家や親の寒が子にむくふ 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政6 0v
草庵は夢に見てさへ寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化10 0v
藤原の出口に寒し牢屋敷 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治28 0v
藥のむあとの蜜柑や寒の内 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治35 0v
行き馴れし墓の小道や杉寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治32 0v
袖の色よごれて寒し濃鼠 松尾芭蕉 寒し 冬, 三冬 時候 0v
被き伏す蒲団や寒き夜やすごき 松尾芭蕉 寒し 冬, 三冬 時候 元禄元年 0v
角大師へげきりもせぬ寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
説教は寒いか里の嫁御達 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
貧山の釜霜に鳴く声寒し 松尾芭蕉 寒し 冬, 三冬 時候 天和元 0v
赤い葉におつ広がりし寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文化10 0v
赦されて囚人薄き衣寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
赦にあふて衣手あらみ寒に泣く 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
足もとに寒し大きな月一つ 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治27 0v
身にしむや元の主の寒さまで 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政10 0v
身にしむや前のあるじの寒さまで 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
身に添や前の主の寒迄 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 0v
追剥の出るか出るかと衿寒き 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
通されて子牛の穴の鼻寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治26 0v
醉ざめの車に乘れば足寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
関処より吹戻さるゝ寒さ哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 寛政4 0v
隱居して芝居に行や寒の内 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治32 0v
雪の無き富士見て寒し江戸の町 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
雲もなき不二見て寒し江戸の町 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治30 0v
音寒き海より上る朝日哉 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治29 0v
飼猿よこの頃木曾の月寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治31 0v
鳥の羽のひさしにさはる寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 享和3 0v