三冬

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白足袋や帯の固さにこゞみ穿く 阿部みどり女 白足袋 冬, 三冬 生活 0v
百両の松をけなして納豆汁 小林一茶 納豆 冬, 三冬 生活 文化7 0v
百歳の気色を庭の落葉哉 松尾芭蕉 落葉 冬, 三冬 植物 元禄4 0v
百艘の舟にとりまく鯨哉 正岡子規 鯨 冬, 三冬 動物 明治28 0v
百菊の同じ色にぞ枯れにける 正岡子規 枯菊 冬, 三冬 植物 明治29 0v
皃見せや夜着をはなるゝ妹が許 与謝蕪村 夜着 冬, 三冬 生活 0v
皆ござれ猪煮宿の角田川 小林一茶 牡丹鍋 冬, 三冬 生活 文化9 0v
皆ござれ鰒煮る宿の角田川 小林一茶 鰒汁 冬, 三冬 生活 文化9 0v
皆出でて橋を戴く霜路哉 松尾芭蕉 霜 冬, 三冬 天文 元禄6 0v
皮むけば青煙たつ蜜柑哉 正岡子規 蜜柑 冬, 三冬 植物 明治25 0v
皮足袋で位知れるや本町店 小林一茶 足袋 冬, 三冬 生活 文政7 0v
皮足袋も位ではくや本町店 小林一茶 足袋 冬, 三冬 生活 文政7 0v
皮足袋を位ではくや本町店 小林一茶 足袋 冬, 三冬 生活 0v
皹に飯はませけり鳴千鳥 小林一茶 千鳥 冬, 三冬 動物 文化8 0v
皺足と同じ色なる紙衣哉 小林一茶 紙衣 冬, 三冬 生活 文政4 0v
皿を蹈鼠の音のさむさ哉 与謝蕪村 寒し 冬, 三冬 時候 0v
盆栽に梅の花あり冬こもり 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治23 0v
盛りあがる一坪ほどの冬菜かな 阿部みどり女 冬菜 冬, 三冬 植物 0v
盛任がしやつ面たゝくあられ哉 小林一茶 霰 冬, 三冬 天文 0v
盛任が横面たゝくあられ哉 小林一茶 霰 冬, 三冬 天文 文化10 0v
盜人に似た獵師也夜興曳 正岡子規 夜興引 冬, 三冬 生活 明治25 0v
盜人らしき人が鍋燒を喰ひ居たる 正岡子規 鍋焼 冬, 三冬 生活 明治30 0v
目の前に顏のちらつく寒さかな 正岡子規 寒さ 冬, 三冬 時候 明治27 0v
目出たがらるゝともしよせん紙衣哉 小林一茶 紙衣 冬, 三冬 生活 文政2 0v
目出度さの麦よ畑よ御鷹狩 小林一茶 狩 冬, 三冬 生活 文化2 0v
目出度と人はいへども紙衣哉 小林一茶 紙衣 冬, 三冬 生活 文政2 0v
目利だてふしくれ大根引にけり 小林一茶 大根 冬, 三冬 植物 文化7 0v
直なるも曲も同じ炭火哉 小林一茶 炭 冬, 三冬 生活 文化10 0v
看病の我をとりまく冬籠 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治29 0v
眞中に碁盤すゑたる毛布哉 正岡子規 毛布 冬, 三冬 生活 明治33 0v
眞間寺や枯木の中の仁王門 正岡子規 枯木 冬, 三冬 植物 明治28 0v
眞黒な手鞠出てくる炭團哉 正岡子規 炭団 冬, 三冬 生活 明治26 0v
真丸に小便したる夜寒哉 小林一茶 寒し 冬, 三冬 時候 文政1 0v
真直ぐ仏五兵衛がすみがまよ 小林一茶 炭焼 冬, 三冬 生活 文化12 0v
眠り様鷺に習ん冬籠 小林一茶 冬籠 冬, 三冬 生活 文化10 0v
着て寝るも木の葉燃やすも木の葉哉 小林一茶 木の葉 冬, 三冬 植物 文政8 0v
着始に梅引さげる紙子哉 小林一茶 紙衣 冬, 三冬 生活 文化9 0v
矢は水に入る水鳥の別哉 正岡子規 水鳥 冬, 三冬 動物 明治30 0v
知らぬ人に道譲りたる寒哉 正岡子規 寒さ 冬, 三冬 時候 明治31 0v
石切のかち〱山や冬の月 小林一茶 冬の月 冬, 三冬 天文 文化13 0v
石原に根強き冬の野菊哉 正岡子規 寒菊 冬, 三冬 植物 明治25 0v
石垣や松這ひ出でゝ水寒し 正岡子規 寒し 冬, 三冬 時候 明治28 0v
石山の石にたばしる霰哉 松尾芭蕉 霰 冬, 三冬 天文 元禄3 0v
石枯れて水しぼめるや冬もなし 松尾芭蕉 冬枯 冬, 三冬 植物 延宝8 0v
石橋の上にたまらぬ霰哉 正岡子規 霰 冬, 三冬 天文 明治28 0v
砂よけのかげにも一人日向ぼこ 阿部みどり女 日向ぼこ 冬, 三冬 生活 0v
砂川の涸れて蛇籠の寒哉 正岡子規 寒さ 冬, 三冬 時候 明治25 0v
砂村や狐も鳴かず冬籠り 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治27 0v
砂村や茶屋のかたへの枯尾花 正岡子規 枯芒 冬, 三冬 植物 明治27 0v
破れ障子まゝよ木枯冬の月 正岡子規 冬の月 冬, 三冬 天文 明治24 0v
碓のがくり〱も霜がれぬ 小林一茶 霜枯 冬, 三冬 植物 文化13 0v
磯ちどり足をぬらして遊びけり 与謝蕪村 千鳥 冬, 三冬 動物 0v
磯の松に千鳥鳴くべき月夜哉 正岡子規 千鳥 冬, 三冬 動物 明治31 0v
磯濱や犬追ひ立てるむら千鳥 正岡子規 千鳥 冬, 三冬 動物 明治25 0v
礎を起せば蟻の冬ごもり 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治29 0v
祇園清水冬枯もなし東山 正岡子規 冬枯 冬, 三冬 植物 明治22 0v
神の代はかくやありけん冬籠 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治24 0v
神木とならで檜のさむさかな 正岡子規 寒さ 冬, 三冬 時候 明治27 0v
福〱といせ屋がおくの炭火哉 小林一茶 炭 冬, 三冬 生活 文化9 0v
福の神やどらせ給へおこり炭 小林一茶 炭 冬, 三冬 生活 文化10 0v
禪僧や佛を賣て納豆汁 正岡子規 納豆汁 冬, 三冬 生活 明治27 0v
禪寺の木魚にならぶ海鼠哉 正岡子規 海鼠 冬, 三冬 動物 明治26 0v
禰宜達の 足袋だぶだぶと はきにけり 村上鬼城 足袋 冬, 三冬 生活 0v
秋ちらほら野菊にのこる枯野哉 正岡子規 枯野 冬, 三冬 地理 明治24 0v
穂薄になでへらされし火桶哉 正岡子規 火桶 冬, 三冬 生活 明治25 0v
積もりあへず思ひ羽振ふ雪の鴛 正岡子規 鴛鴦 冬, 三冬 動物 明治27 0v
穴多きケットー疵多き火鉢哉 正岡子規 毛布 冬, 三冬 生活 明治30 0v
穴蔵のそこにて育葱哉 小林一茶 葱 冬, 三冬 植物 文政5 0v
空死と見えであはれな海鼠哉 正岡子規 海鼠 冬, 三冬 動物 明治26 0v
空港の 青き冬日に 人あゆむ 西東三鬼 冬日 冬, 三冬 天文 0v
空風にかなしき胼のきれにけり 阿部みどり女 空風 冬, 三冬 天文 0v
窓の影夕日の落葉頻り也 正岡子規 落葉 冬, 三冬 植物 明治28 0v
窓下へ足でおし寄す木葉哉 小林一茶 木の葉 冬, 三冬 植物 0v
窓下へ足で寄たる木葉哉 小林一茶 木の葉 冬, 三冬 植物 文政1 0v
立てまはす古き屏風や隙間風 阿部みどり女 隙間風 冬, 三冬 天文 0v
立仏巨燵仏が仕ひけり 小林一茶 炬燵 冬, 三冬 生活 文政5 0v
立枯のとく〱折よ女郎花 小林一茶 枯れ女郎花 冬, 三冬 植物 文化7 0v
立臼よ糠篩よ散霰 小林一茶 霰 冬, 三冬 天文 文政1 0v
竝べけり火燵の上の小人形 正岡子規 炬燵 冬, 三冬 生活 明治29 0v
竪の物横にはせぬや冬ごもり 小林一茶 冬籠 冬, 三冬 生活 文政7 0v
竹垣の外へころげる霰かな 正岡子規 霰 冬, 三冬 天文 明治26 0v
竹立てゝ冬菜をかこふ畠かな 正岡子規 冬菜 冬, 三冬 植物 明治28 0v
竹藪に伏勢起る霰かな 正岡子規 霰 冬, 三冬 天文 明治29 0v
竹藪の裏は鴨鳴く入江哉 正岡子規 鴨 冬, 三冬 動物 明治26 0v
竹賣の通りかゝりし霰哉 正岡子規 霰 冬, 三冬 天文 明治29 0v
竹馬は子猿の藝や猿まはし 正岡子規 竹馬 冬, 三冬 生活 明治33 0v
竹馬は小猿の藝や叱られし 正岡子規 竹馬 冬, 三冬 生活 明治33 0v
笛ぴい〱杖もかち〱冬の月 小林一茶 冬の月 冬, 三冬 天文 文化13 0v
笛一つ釘にかけたり冬籠 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治26 0v
笹の家をふみつぶしたる千鳥哉 小林一茶 千鳥 冬, 三冬 動物 文化12 0v
笹鳴の小さなる音をきゝすまし 阿部みどり女 笹鳴 冬, 三冬 動物 0v
笹鳴も手持ぶさたの垣根哉 小林一茶 笹鳴 冬, 三冬 動物 文化7 0v
笹鳴やずいさいせいびの世なりとて 小林一茶 笹鳴 冬, 三冬 動物 文化13 0v
筆いれて掻き探したる巨燵哉 正岡子規 炬燵 冬, 三冬 生活 明治26 0v
筆ちびてかすれし冬の日記哉 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 明治33 0v
筆に聲あり霰の竹を打つ如し 正岡子規 霰 冬, 三冬 天文 明治31 0v
筆多き硯の箱や冬籠 正岡子規 冬籠 冬, 三冬 生活 明治33 0v
筑波嶺に顏そむけたる寒さかな 正岡子規 寒さ 冬, 三冬 時候 明治27 0v
筑波嶺やかのもこのものめつた枯 正岡子規 枯木 冬, 三冬 植物 明治31 0v
筮竹に塵なき冬の机かな 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 明治30 0v