森澄雄

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山に降る沫雪を見て雛の唇 森澄雄 雛 春, 仲春 人事 1v 2 days 6 hours ago
けふできて光り一日苗代田 森澄雄 苗代 春, 晩春 地理 1v 2 days 10 hours ago
赤子泣く春あかつきを呼ぶごとく 森澄雄 春暁 春, 三春 時候 1v 3 days 7 hours ago
西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 森澄雄 曼珠沙華 秋, 仲秋 植物 1v 3 days 7 hours ago
鶏頭をたえずひかりの通り過ぐ 森澄雄 鶏頭 秋, 三秋 植物 1v 4 days 5 hours ago
いとほしや人にあらねど小紫 森澄雄 紫式部 秋, 晩秋 植物 0v
おうおうと金春家いま薔薇のとき 森澄雄 薔薇 夏, 初夏 植物 0v
かたかごの花や越後にひとり客 森澄雄 片栗の花 春, 初春 植物 0v
かをりたち今年嫁あり初鏡 森澄雄 初鏡 新年 生活 0v
こころにもゆふべのありぬ藤の花 森澄雄 藤の花 春, 晩春 植物 0v
この夕べ力つくせり法師蟬 森澄雄 法師蝉 秋, 初秋 動物 0v
さくら咲きあふれて海へ雄物川 森澄雄 桜 春, 晩春 植物 0v
さるすべり美しかりし与謝郡 森澄雄 百日紅 夏, 仲夏 植物 0v
しづかにも田植ゑて山河あらたまる 森澄雄 田植 夏, 仲夏 生活 0v
すいときて眉のなかりし雪女郎 森澄雄 雪女郎 冬, 晩冬 天文 0v
すぐ覚めし昼寝の夢に鯉の髭 森澄雄 昼寝 夏, 三夏 生活 0v
つまみゐて朧濃くなる田螺和 森澄雄 田螺和 春, 三春 生活 0v
なれゆゑにこの世よかりし盆の花 森澄雄 盆花 秋, 初秋 生活 0v
はるかより鷗の女ごゑ西行忌 森澄雄 西行忌 春, 仲春 人事 0v
ひとり来てひとり動けり三十三才 森澄雄 鷦鷯 冬, 三冬 動物 0v
ふり出して雪ふりしきる山つばき 森澄雄 椿 春, 三春 植物 0v
ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに 森澄雄 牡丹 夏, 初夏 植物 0v
またたきて星大粒や鬼やらひ 森澄雄 追儺 冬, 晩冬 人事 0v
まんさくや鯉重なりて山泉 森澄雄 金縷梅 春, 初春 植物 0v
みづうみに鰲を釣るゆめ秋昼寝 森澄雄 秋 秋, 三秋 時候 0v
やすらかやどの花となく草の花 森澄雄 草の花 秋, 三秋 植物 0v
丈に出てそこらさびしきをみなへし 森澄雄 女郎花 秋, 初秋 植物 0v
三月や生毛生えたる甲斐の山 森澄雄 三月 春, 仲春 時候 0v
人の世は命つぶてや山桜 森澄雄 山桜 春, 晩春 植物 0v
仰ぎゐて我になりゆく夏の鷹 森澄雄 夏 夏, 三夏 時候 0v
仰ぎゐるわれも暮れゐる釣忍 森澄雄 釣忍 夏, 三夏 植物 0v
億年のなかの今生実南天 森澄雄 南天の実 冬, 三冬 植物 0v
入りてゆく眠りの壺に年の雨 森澄雄 大晦日 冬, 仲冬 時候 0v
初夢に見し踊子をつつしめり 森澄雄 初夢 新年 生活 0v
口つぐみ飛ぶものをみよ鳥雲に 森澄雄 鳥雲に 春, 仲春 動物 0v
命惜しまむ冷麦のうまかりし 森澄雄 冷麦 夏, 三夏 生活 0v
国東の仏の国の蕨かな 森澄雄 蕨 春, 仲春 植物 0v
夜寒さの松江は橋の美しき 森澄雄 夜寒 秋, 晩秋 時候 0v
夢はじめ現はじめの鷹一つ 森澄雄 初夢 新年 生活 0v
大年の法然院に笹子ゐる 森澄雄 大晦日 冬, 仲冬 時候 0v
大鯉を料りて盆のならず者 森澄雄 盆 秋, 初秋 人事 0v
太箸や眉にも白を加へたる 森澄雄 太箸 新年 生活 0v
奥三河芋の葉にのる月夜かな 森澄雄 月 秋, 三秋 天文 0v
妻がゐて夜長を言へりさう思ふ 森澄雄 夜長 秋, 三秋 時候 0v
妻亡くて道に出てをり春の暮 森澄雄 春の暮 春, 三春 時候 0v
孫に吹くわが息足らず草の笛 森澄雄 草笛 夏, 三夏 生活 0v
寒鯉を雲のごとくに食はず飼ふ 森澄雄 寒鯉 冬, 晩冬 動物 0v
寝てよりの落葉月夜を知つてをり 森澄雄 落葉 冬, 三冬 植物 0v
屠蘇くめや短くなりしいのちの緒 森澄雄 屠蘇 新年 生活 0v
山の蟇二つ露の眼良夜かな 森澄雄 良夜 秋, 仲秋 天文 0v
山吹の黄金とみどり空海忌 森澄雄 空海忌 春, 仲春 人事 0v
年過ぎてしばらく水尾のごときもの 森澄雄 行く年 冬, 仲冬 人事 0v
日月が知る一本の山桜 森澄雄 山桜 春, 晩春 植物 0v
早乙女の股間もみどり透きとほる 森澄雄 早乙女 夏, 仲夏 生活 0v
明るくてまだ冷たくて流し雛 森澄雄 流し雛 春, 仲春 人事 0v
春の野を持上げて伯耆大山を 森澄雄 春の野 春, 三春 地理 0v
春眠の大き国よりかへりきし 森澄雄 春眠 春, 三春 生活 0v
最澄の山餅啣へたる犬に逢ふ 森澄雄 餅 冬, 仲冬 生活 0v
朧にて寝ることさへやなつかしき 森澄雄 朧 春, 三春 天文 0v
木の実のごとき臍もちき死なしめき 森澄雄 木の実 秋, 晩秋 植物 0v
朴ひらき大和に花を一つ足す 森澄雄 朴の花 夏, 初夏 植物 0v
水のんで湖国の寒さひろがりぬ 森澄雄 寒さ 冬, 三冬 時候 0v
淡海いまも信心の国かいつむり 森澄雄 鳰 冬, 三冬 動物 0v
炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 森澄雄 炎天 夏, 晩夏 天文 0v
片隅に旅はひとりのかき氷 森澄雄 かき氷 夏, 三夏 生活 0v
生れし日はわれも小さし仏生会 森澄雄 仏生会 春, 晩春 人事 0v
生涯にいくたびか全天鰯雲 森澄雄 鰯雲 秋, 三秋 天文 0v
田を植ゑて空も近江の水ぐもり 森澄雄 田植 夏, 仲夏 生活 0v
白をもて一つ年とる浮鷗 森澄雄 年取 冬, 晩冬 人事 0v
白梅の中紅梅に近づきぬ 森澄雄 梅 春, 初春 植物 0v
盆唄の夜風の中の男ごゑ 森澄雄 踊唄 秋, 初秋 人事 0v
磧にて白桃むけば水過ぎゆく 森澄雄 桃 秋, 初秋 植物 0v
秋の淡海かすみ誰にもたよりせず 森澄雄 秋の湖 秋, 三秋 地理 0v
秋風の吹きあたりゐる伊吹山 森澄雄 秋風 秋, 三秋 天文 0v
紀の国に闇大きかり鉦叩 森澄雄 鉦叩 秋, 初秋 動物 0v
細ごゑの更けていよいよ風の盆 森澄雄 風の盆 秋, 初秋 生活 0v
綿雪やしづかに時間舞ひはじむ 森澄雄 綿雪 春, 三春 天文 0v
花万朶をみなごもこゑひそめをり 森澄雄 花 春, 晩春 植物 0v
若狭には仏多くて蒸鰈 森澄雄 蒸鰈 春, 仲春 生活 0v
蜀葵人の世を過ぎしごとく過ぐ 森澄雄 蜀葵 夏, 仲夏 植物 0v
蟬山に墓舁ぎ入るえいほうと 森澄雄 蝉 夏, 晩夏 動物 0v
観音の腰のあたりに春蚊出づ 森澄雄 春の蚊 春, 晩春 動物 0v
送り火の法も消えたり妙も消ゆ 森澄雄 大文字 秋, 初秋 人事 0v
送り火や帰りたがらぬ父母帰す 森澄雄 送り火 秋, 初秋 人事 0v
除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり 森澄雄 除夜 冬, 仲冬 時候 0v
雁の数渡りて空に水尾もなし 森澄雄 雁渡し 秋, 仲秋 天文 0v
雪国に子を産んでこの深まなざし 森澄雄 雪 冬, 晩冬 天文 0v
雪嶺のひとたび暮れて顕はるる 森澄雄 雪嶺 冬, 三冬 地理 0v
顔長きことが長者よとろろ汁 森澄雄 薯蕷汁 秋, 晩秋 生活 0v
飛騨の夜を大きくしたる牛蛙 森澄雄 牛蛙 夏, 仲夏 動物 0v
餅焼くやちちははの闇そこにあり 森澄雄 餅 冬, 仲冬 生活 0v
鮎食うて月もさすがの奥三河 森澄雄 鮎 夏, 三夏 動物 0v